皆さんこんにちは！
作業療法士1年目の二宮　健太です(^O^)

私は、岡山市街と南区を中心に訪問リハビリでご利用者様
と関わらせて頂いています。
今回は、そんな私が担当させて頂いているご利用者様を紹介します。

氏名：A様　男性　70歳代前半
この方は中学・高校教師、そしてある大学では
文学の教授をされ、定年まで教職人生を全うされ
ていました。今でも教え子から連絡が来るほど
人気があった先生でもあります。
しかし、退職してから自宅で転倒し骨折を機に自信を
無くし、閉じこもりがちな生活を送っていたご利用者様です。

週2回の訪問リハビリを利用されて、約1年4か月が経過
しています。私は関わらせて頂くようになり半年が経過
しようとしています。そんなA様といつものように歩行車
で歩行訓練をしていたある日の事、「杖で歩けないかな？」
とボソッと聴こえるか聴こえない程度の声で言われました。

私は、兼任スタッフにこの日の報告をさせて頂きました。
すると、次回の訪問時には歩行車から杖で歩く事を提案し、
実施されたとのお話を伺いました。

そして、私の訪問時でも繰り返し行い、A様も自信が付いた
のか自宅内では独歩で歩かれるようになりました。更に、
自主的に散歩に取り組まれたり、入浴に関しても以前は
シャワー浴でしたが、浴槽に入る事も出来るようになり少し
ずつ主体的な生活を送れるようになっています。

ご利用者様の何気ない一言には実現したい！出来るように
なりたい！といった強い思いが秘められている事を再認識させて頂きました。