福山センターで理学療法士として
働いています福尾実人です。

今回は、12月4日に福山市神辺町で
開催された第21回広島県理学療法士学会で
セミナーの講師および指定演題の座長を
させて頂く機会がありました。

私自身，公の学会で演題発表の経験はありましたが，
講師や座長を行うことは始めてでした。
セミナーでは、「虚弱高齢者の介護予防評価」
という題目で講演をさせて頂きました。

わが国では，2025年には高齢化率が4人に
1人となり、国民の医療や介護の需要がさらに
増加することが見込まれています。今後は，
要介護になる事を未然に防ぐ為に介護予防が
必要となります。講演では，要介護前の状態の
「虚弱（フレイル）」の二次予防，要介護者の
「閉じこもり」を防ぐ三次予防について話しました。

　
理学療法士は，運動機能特に機能障害から
活動へのアプローチが得意分野の方が多い
ですが，介護予防の研究を続けていくなかで
歩行などのADLの基礎となる運動機能の改善は
必要ですが，地域での高齢者では精神・心理的，
生活機能障害への視点が必要だということが
分かりました。

今回の講演では，身体・精神心理・社会的な面への評価が重要と話しました。

訪問の現場でもこれ以上は，機能改善が難しい方
に対しての評価につまづく事が多々あります。
しかしながら，ご利用者様が外出できる意欲，
生きがいを見つけることが予防に繋がるという
考えを持ちながら日々仕事に臨んでいきたいと思います。


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