綺麗なブラウス。カレーになる野菜。
そでやえり、すその端にいたるまでシワ一つなく綺麗に仕上げられたブラウス。
夜遅くまで塾で頑張っている娘様の為にこれから美味しいカレーになる野菜。
岡山エリアを担当している作業療法士の四角です。
写真は40歳代女性、片マヒになられたA様の日常の一コマです。
退院された直後は娘様が心配し家事の大半を担っておりました。
家に戻られて、家事練習や歩行練習を繰り返し自信が少しずつついてきた頃
A様「ほんとはお母さんとして美味しいご飯や家事をして娘を少しでも楽にしてあげたい」
とポツリ。
練習当初は娘様から、「やけどや火事がこわいから私がやっている」とできるけれど、
させてもらえない事もしばしば。。
次第に、繰り返し練習に励む母親の姿を見て徐々に不安はへり、今では娘様と家事を分担し、
部活やテスト期間で忙しい日は母親に安心して任せてくれることになったとの事。
障がいがあるから、病気があるからといって日常的にしていること、
してもらっていることの幅は、案外せまい。
それらは人的、物的環境を整え、深い理解のもと、繰り返し練習をすることで出来ることの幅は
グーッと広がる事があります。
そのきっかけのお手伝いを私たちは行っています。