就労に向けて検証
こんにちは!
岡南センターで理学療法士をしている時耕です。
今年5月に新設センターに引っ越しをして、半年が過ぎました。
新規の方も毎月増えていき、フロアー内が狭く感じる今日この頃です。
ご利用者様は、リハビリカードを持ち歩きながら積極的に運動メニューを実行されています。
スタッフもキビキビとフロアー内を動き、対応しています。
最近では、比較的年齢が若いご利用者様3人でスイーツ倶楽部を結成し、
デイスタッフ、訪問看護(リハビり)スタッフで協力しながら、活動を行っています。
先月は、クッキーを作り、スタッフも美味しくいただきました。
現在就労支援の一環で、以前図書館で勤務されており、
復帰を希望されているご利用者様の支援をしています。
自宅から職場までの通勤経路をスタッフと一緒にバスを利用して検証しています。
職場内でも環境と業務内容を実地検証、人事の方と話をして実用性の検証を行い、
課題を上げて、春頃を目標に実施計画を立てています。
また、他のご利用者様も創心会訪問看護(リハビり)を利用されている方で、
スイーツ倶楽部のメンバー・スタッフに刺激を受けて、就労への挑戦をされ、
早速、ハートスイッチの見学・面談・担当者会議と実行されています。
今後も色々な形でアイデアを出し、
少しでもご利用者様の満足度を上げられるように、スタッフ一同がんばっていきます。
あなたの長所は何ですか?
ブログをご覧の皆さんこんにちは!ポジリハショート、作業療法士の笹川です。
さて皆さん!
タイトルに書かれている質問をされたら、皆さんは即答できますか?
或いは、いくつ自分の長所を挙げることができますか?
弊社は、弊社で実習を送る療法士の学生さんへ
「自分の長所を50個挙げてくること」を事前課題の一つとして提示しています。
なかなかハードルの高い課題だと思いませんか?
でも皆さん、実習初日までにまじめに準備してくるんですよ。まぁ実習の課題ですからね。
提出された課題を受けて、私がフィードバックさせていただく内容は、いつもこうです。
「この課題をやってみてどうだった?」
その反応で、学生さんがどのような感覚を持たれているか、何となく掴めるんです。
「自分の長所なんて、考えたこともなかったので大変苦労しました」という方もいれば、
「簡単に50個書けました!」という学生さんもいらっしゃいます。
ほとんどの方は、「最初の10~20個まではわりとスラスラ書けたんですが、途中から止まって、50個まで絞り出すのには苦労しました。」
といった様子です。
かくいう私も、学生時代に50個挙げるのには大変苦労したのを覚えています。
(私は学生時代、創心會で実習を受けました。10年以上前ですが、
事前課題の内容は変わってないんです)
さて
では、何のために、このような課題があるのか。
私なりの解釈も含まれていますが、
この業界ではICFという言葉が有名ですが、簡単にいうと、「良いとこ探し」という考え方がしっくりくると思います。
本人が抱える問題点だけに目を向けず、本人と環境の良いところ(強み)をうまくマッチングさせて心豊かな生活を創造するアプローチが大切、ということです。
なので、対象者の良いところに気づける感性がないと、アプローチ自体が始まらない、という言い方も出来るわけです。
しかし、実際に対象者の良いところを沢山見つけてアプローチに繋げていくことは想像以上に難しいもので、、、
だから、人の長所を探すトレーニングとして、自分の長所を探してもらうのです。
50個すぐに書き上げた学生さんは、人の長所を見つけるのも上手いです。
それだけでアプローチが円滑に実行できたり、実行しながら修正して発展させていくことも出来る場合が多いです。
逆に、50個見つけるのにとても苦労した学生さんには、そこから共育
(創心會では教えて育てるのではなく、伝える側も一緒に、
共に育っていくという思想があるのでこの字を使用します)
をさせて頂くこともあります。
50個浮かばなくても挙げないといけないので、後半からは何とか絞り出す作業になりますが、そこで皆さん気付きます。
例えば、「優しい」という長所は「優柔不断」という短所、と捉えることもできます。
一方で「融通が利かない、頑固」という短所は「芯が強い、信念をもつことができる」という長所、と捉えることが出来ます。
長所を出し尽くしてしまったら、次は、自分の短所を、発想を変えて長所に置き換えていく作業が発生するのです。
その内に、長所と短所は表裏一体で、TPOに合わせて長所にも短所にも成り得る自分の資源(ソース)だということに気付きます。
更に、自身に留まらず、環境にも目を向けると、
例えば、自分はサッカーの技術も知識もなかったとしても、友人に双方持ち合わせている人がいれば、サッカーの事が詳しくて上手い友人を持っている、という自分の資源になり、そのような友人を持っていない人から見れば、それは自身の長所ともなり得る、と考え方も出来るわけです。
そうなれば、50個挙げるなんて簡単になってきますよね。
「50個」という数字の「意味」も、この発想を広げるためのものなんですね。
10個挙げるだけならそのような発想をしなくても済むかもしれませんもんね。
そのような発想、視点で対象者の方の生活を見てみると、良いところばかり見つかるようになるかもしれませんよね。
私達、支援者側の発する言葉や態度は、良いも悪いも相手に与える影響が大きい事が多いと
思いますので、特に意識してプラス発想で臨むべきでしょうし、
その方が自分たちも楽しいと思います。
ということで、皆さん!
今日も一日、プラス発想で楽しんでいきましょうー!
やりがい
皆さんこんにちは。
創心会元気デザイン倶楽部総社で機能訓練指導員をしております、理学療法士の中村です。
元気デザイン倶楽部総社は午前中が日常生活総合支援事業、介護予防通所介護(みなし指定)、
午後が通所介護の方がご利用されております。
その中でも4月から午前中に短期集中通所サービスが新しく開始となりました。
そのサービスは主に生活機能を改善する為の運動器の機能向上を目的として、
専門職が3~6ヶ月の期間の中でサービスを行うというものになっております。
私は新規でご利用される方のアセスメントや運動機能向上プログラムの立案などを行っております。
プログラムを実際に行っていただいた後、レスポンスもしっかり返ってくるので非常にやりがいを感じています。
デイには看護師や様々な専門職が意見を出し合ってカンファレンスを行い、
本当にその方に合ったリハビリを追求していくことが今の私にとって何よりの楽しみであり、
理学療法士になって良かったと思える瞬間です。
今年も残すところあと僅かになりましたが、どうぞよろしくお願い致します。