こんにちは!!

作業療法士の和田です（*＾-＾*）

今日は、利用者様の嬉しい変化についてお話し致します。

3年程前から担当させていただいているA様は、
右手が麻痺の影響で弛緩しており、引き継いだ当初は

｢右手が動かないから何もできない｣   ｢右手が動くようになりたい｣

とよく言われていました。

引き継ぎ後しばらくは右手の機能訓練を続けていましたが、
定期的に目標について話す時間を設けていました。

昨年3月に興味関心チェックシートを用いて目標を話していたところ
｢葬儀に行ったときなんかに、自分の名前を筆ペンで
綺麗に書けるようになりたい。
今は主人に全部書いてもらってる。｣ということをポロッと言われました。

これまで何度か目標について話す機会はありましたが、
具体的なことを言われたのはこのときが初めてでした。

そこから、A様の左手での字の練習が始まりました。

はじめは納得のいくように書けずにもどかしい気持ちもあったようですが、

とても努力家で自宅ではお好きなナンクロやクロスワードをして、
楽しみながら字の練習ができていました。

そして、昨年末

｢今年は仲のいい人には年賀状手書きで書いてみようかな。
いつもはパソコンで印刷してもらってるんだけど。｣

と前向きな発言が聞かれました。
担当になってから初めてのことで驚きましたが、A様の変化を感じられ嬉しく思いました。

そして 今年のお正月、A様から年賀状が届きました。

宛名等は筆ペンで書かれ、一言添えられており
とても一生懸命書いてくださったことが伝わってくる年賀状でした。

書類のサインも嫌がっていたA様が
自ら年賀状を書いてくださる日がくるとは、、と思うと
感慨深いものがありました。

今後はできることをさらに知って頂けるような関わりを心がけ、
活動や参加に向けたアプローチをしていけたらと思っています!!!