福山センターで作業療法士として働いています、
山久博章と申します。

・今障害を負ってしまった多くの方は、
自分の出来ないことや難しいこと等のマイナス面
に目がいってしまい、残っている力や、時間が
かかっても出来ていること等のプラスの面は
見えなくなっています。病気になる前の自分と
今の自分を比べてしまっている為、そう思って
しまっても仕方がないんですよね。

私たち療法士の仕事は、リハビリです。
元気な頃に出来るだけ近づくお手伝いをすることです。
その為に日々勉強し、知識と技術を身に付ける
努力をしています。しかし、それ以上に大切な
ことは、リハビリをするご本人にその気になって頂くことです。

　ここで、パーキンソン病という病気と
共に生きておられる方を紹介したいと思います。
パーキンソン病は、大雑把に説明すると、
志村けんさんがおばぁちゃんのマネをされている
姿です（笑）腰が曲がって、ちょこちょこ
歩いて、突進していく(ﾟдﾟlll)
自分の意識とは関係なく手足が動いてしまい、
細かい動作が難しくなってしまいます。

　
難しいこと、出来ないことが満載です(つд`｡)･｡

そんな方に私は趣味として魚釣りを提案しました。
細かい作業だらけです。ただでさえ難しいのに、
細かい作業が苦手な方に勧めるなんて、酷いヤツですよね。

　
でもね、その方は友人と海へ行って魚釣りを
楽しんでくださるようになったんです！！

もうね、嬉しくって嬉しくって、リハビリ中は
ほぼ釣りの話になっちゃってます（笑）

初めてうまく糸を結ぶことができた時、
「嬉しくて涙が出た」と言って下さいました。
魚を釣ることができた時は、満面の笑みで
「釣れたよ！」と報告して下さいました。

訪問リハビリの仕事は、その方の人生のより深い
ところで関わり、寄り添うことができることが
魅力だと思います。心も身体も元気にできる
仕事って、とっても素敵だと思いませんか？(v´∀`*)

今度はどんなことがあるだろう？と、
ワクワクしながら、今日も私はお宅の扉を叩きます。


————————————————————————————————-——-——-——-
＊創心會は、岡山・広島（福山市）香川（高松市）に展開しており、
　地元に根付いた経営展開をしています。帰省地などのことも気軽に相談ください。

[訪問看護・リハビリ・介護の在宅リハビリケアサービス創心會]
・求人に関するお問い合わせはこちらまで｜tel.086-420-1520
[対象エリア]
岡山市・倉敷市・瀬戸内市・総社市・笠岡市・高松市・福山市

今は福山センターで作業療法士として
働いています井上直樹です。

・在宅生活においては利用者様が主体的
に生活する、ご家族の介護負担を軽減する
など様々な場面で福祉用具が利用されています。

　家の構造上手すりを付けることが難し
かったり、段差や廊下の幅の影響で歩行器が
使用出来なかったりと、その家その家で環境
をよく考えていく必要があります。

　作業療法士としても、福祉用具に対する
知識や提案などは行っていますが、そんな時、
福祉用具専門相談員の方の存在はとても心強いですね。

写真は「トイレまで歩いて行きたい」と強く
希望された方の環境調整です。家族の使い
勝手・ご本人の動作の安定性を福祉用具専
門相談員の方と何度も話し合って調整しました。

　その後、本人・家族からも「自分で行けたんよ」
と嬉しい報告を受けました。家族を含めた多職種で
「その人の生活に密着できる」が訪問の醍醐味ですね。

　これからも、地域でその人らしさを支えていくために頑張っていきたいです。


————————————————————————————————-——-——-——-
＊創心會は、岡山・広島（福山市）香川（高松市）に展開しており、
　地元に根付いた経営展開をしています。帰省地などのことも気軽に相談ください。

[訪問看護・リハビリ・介護の在宅リハビリケアサービス創心會]
・求人に関するお問い合わせはこちらまで｜tel.086-420-1520
[対象エリア]
岡山市・倉敷市・瀬戸内市・総社市・笠岡市・高松市・福山市

皆さんこんにちは！
作業療法士1年目の二宮　健太です(^O^)

私は、岡山市街と南区を中心に訪問リハビリでご利用者様
と関わらせて頂いています。
今回は、そんな私が担当させて頂いているご利用者様を紹介します。

氏名：A様　男性　70歳代前半
この方は中学・高校教師、そしてある大学では
文学の教授をされ、定年まで教職人生を全うされ
ていました。今でも教え子から連絡が来るほど
人気があった先生でもあります。
しかし、退職してから自宅で転倒し骨折を機に自信を
無くし、閉じこもりがちな生活を送っていたご利用者様です。

週2回の訪問リハビリを利用されて、約1年4か月が経過
しています。私は関わらせて頂くようになり半年が経過
しようとしています。そんなA様といつものように歩行車
で歩行訓練をしていたある日の事、「杖で歩けないかな？」
とボソッと聴こえるか聴こえない程度の声で言われました。

私は、兼任スタッフにこの日の報告をさせて頂きました。
すると、次回の訪問時には歩行車から杖で歩く事を提案し、
実施されたとのお話を伺いました。

そして、私の訪問時でも繰り返し行い、A様も自信が付いた
のか自宅内では独歩で歩かれるようになりました。更に、
自主的に散歩に取り組まれたり、入浴に関しても以前は
シャワー浴でしたが、浴槽に入る事も出来るようになり少し
ずつ主体的な生活を送れるようになっています。

ご利用者様の何気ない一言には実現したい！出来るように
なりたい！といった強い思いが秘められている事を再認識させて頂きました。