訪問リハビリの魅力!

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こんにちは。
訪問看護リハビリステーション福山、作業療法士の笠原です。


 今回は訪問リハビリでどんなことをしているのかを、少し紹介していきます。


ご利用者様は80代の女性で認知症があり、独居で生活されています。
自身について「何にもわからなくなった。」「自分が何をしているのか分からない。」
など漠然と不安を持たれています。

そんな時には、お話を傾聴しながら不安の軽減を図るのですが、
一番ご利用者様が笑顔になるのは、趣味であった手芸の話をするとです!

「このセーターは自分で編んだのよ。」と教えて下さることもあり、編み物をすることを提案しましたが、
「目が見えないから出来るかしら。」「上手に出来るかしら。」と不安も聞かれました。

確かに作業手順を覚えることも難しく、視力低下もあり療法士が手助けするところは多かったです。


しかし、作業中のご利用者様は
「ここはこうするんだったかな?」「まぁ、こんなやり方もあるのね」と、
とても楽しそうに笑顔で作業をされていました。

『作ったものをお孫さんにプレゼントする』という目標を作り、祖母としての役割を持ちながら作業をされ、
作品が出来た時にはとても良い表情をされていました。


 実際に、作ったものはすぐに忘れてしまわれますし、お孫さんのことも徐々に忘れてこられています。


しかし、作業中はお孫さんのことを考えながら、
祖母としての役割を持ち活動をすることができており、
認知症になられても、昔の趣味活動を思い出しながら作業をしていただくことで、
日常の不安も軽減され、穏やかに過ごすことが出来ています。

在宅でのリハビリは何でもありです!!

ぜひ在宅生活を支える、魅力いっぱいの訪問リハビリに携わってみませんか?